「影の自分」を見つめて、光を見いだす

長所を見つけること、本当の自分を見つけることは難しいことだと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。それは、もしかしたら「自分の好きなところ」だけを見ようとしているからかもしれません。本当の自分は、自分でも気づいていない意外なところに隠れているのです。

自分の中にある「光」と「影」

あなたが認識している「自分」とはどのような自分でしょうか。「おしゃべり」「世話焼き」「完璧主義」……いろいろなタイプがいらっしゃるでしょう。 しかし、このような「自身が認識している自分(=光の自分)」の他に誰しも「もうひとりの自分(=影の自分)」も持っているのです。この「影の自分」とは、心理学的には「自分自身にとって都合の悪いもうひとつの性格を持った自分」と表現できます。 影の自分は、無意識に、ときには意識的に抑えこまれ、普段は表にはなかなか出てきません。特に影の自分が「嫌な自分」だったり、「直視したくない自分」だったりするとなおさらです。しかし、普段は表に出ない「影の自分」だとしても、それは紛れもなくあなた自身を構成している大切な一面。自分のなかに存在している以上、「影の自分」にも役割があるはずです。

「影」があるから「光」は輝く

なぜ自分でも嫌いな「影の自分」を抱えなければいけないのでしょうか――。東洋には「一極二元論」という思想があります。すべての物事には2つの側面があり、その2つが1つのものをつくり出しているという考え方です。 つまり、輝きは光だけでは存在し得ないということ。光は、影があってこそ初めて輝くことができます。ですから「影が薄い人」とは、「輝きが少ない人」でもあります。そして、影が濃ければ濃いほど、光はより強く輝くのです。

「影」のなかにある「光」の要素

あなたにもきっと自分が嫌いな「影の自分」がいるはず。しかし、例えばそれが、「傲慢な自分」だとしたらその光の要素として「堂々としている」「自信に満ちている」「強い自己主張ができる」と言い換えることができます。「優柔不断な自分」なら、「思慮深い」「慎重で堅実」といった光の要素を見いだすことができるのです。 普段、わたしたちは自分の嫌いなところや短所を隠そうとしたり、排除しようとしたりしてしまいがちです。しかし、上記のようにその嫌いなところもきちんと認めて受け入れることで、自分の長所に改めて気づくことができ、より本当の自分を知ることができるようになるというわけです。

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